自宅では固定回線のネット契約をしていないので、WiMAXの無線ルーターを使っていつもネットに繋いでいる。
ラズパイのネット接続解説はほとんどが有線ケーブルでの接続を前提にしているため、Wi-Fiでの接続方法を個人的な備忘録としてメモ。
以下、Wi-Fiの設定はこちらをほぼそのままコピペした。+αで個人的な補足を追加。
使用したWi-Fiドングル
Rapberry Piの無線化には以下のドングルを使用。700円ほど。
・BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM
/etc/network/interfacesの編集
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| $ sudo nano /etc/network/interfaces
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開いたファイルの中の下記2行を編集
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| iface wlan0 inet manual
wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
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↓
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| iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
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アクセスポイントのスキャン
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| $ sudo iwlist wlan0 scan | grep ESSID
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実行すると、現在捕まえられるWi-Fiのネットワーク名(SSID)一覧が表示される。接続したいネットワーク名が存在するか確認。
アクセスポイントに接続テスト
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| $ sudo iwconfig wlan0 essid 接続先のSSID key s:接続先のパスワード
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接続の確認
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| $ iwconfig wlan0 | grep ESSID
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実行の結果、パスワードが合っていて、接続が可能であれば以下の様な表示が出る
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| wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:"接続先のSSID"
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接続情報の設定書き込み
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| $ sudo su - #rootになる
$ wpa_passphrase "接続先のSSID" "接続先のパスワード" >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf #ファイルへ情報の書き込み
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この結果 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confファイルの中身に以下の情報が入っていればok
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| ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="接続先のSSID"
#psk="接続先のパスワード" #紛らわしいのだけどpskの先頭の"#"も必要
psk=数字とアルファベットの羅列が入ってる
}
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最後に pskの行の後に scan_ssid=1
を追加。
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| ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="接続先のSSID"
#psk="接続先のパスワード"
psk=数字とアルファベットの羅列が入ってる
scan_ssid=1
}
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別の機会に他のネットワークへの接続を追加で書き込むと、
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| network={
ssid="接続先のSSID"
hogehogehoge...
}
network={
ssid="接続先のSSID2"
hogehogehoge...
}
network={
ssid="接続先のSSID3"
hogehogehoge...
}
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という感じで、おしりに設定情報がどんどん追加されていく。
再起動
ここまで設定が完了したら後は再起動で設定を反映させるだけ。
再起動後、自動でWi-Fiに接続されているはず。ブラウザなどでネット接続できるか確認してみる。
SSHでRaspberry Piにリモートログイン
以後は別件なので必要な人だけ。
上記までの手順でネットに接続できていれば、IPアドレスが取得できているはずなのでIPアドレスを確認。
以下のような内容が表示される。
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| wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
inetアドレス:192.168.0.3 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:3799 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:687 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:1046888 (1022.3 KiB) TXバイト:88642 (86.5 KiB)
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このinetアドレスの値(英語環境では inet addrの値)を使って、
とsshし、ログインパスワードを入れればリモートログイン出来て、自前のMacやWinからアクセスしてラズパイの操作が可能になる。(今回はdhcpの設定であり、固定アドレスではないの、ラズパイの電源を落としたりするとsshできなくなる)
固定アドレスの設定方法はまた別エントリーにて。